Compositions
Crossplaneは個々のクラウドリソースのプロビジョニングに加えて、Compositionsと呼ばれるより高いレベルの抽象化を提供します。Compositionsを使用することで、ユーザーはクラウドリソースをデプロイするための独自のテンプレートを作成できます。この機能は、インフラストラクチャ全体で特定の要件を適用する必要がある組織にとって特に有用です。例えば：
- すべてのAWSリソースに特定のタグが付いていることを確認する
- すべてのAmazon Simple Storage Service（S3）バケットに特定の暗号化キーを適用する
- 組織全体でリソース設定を標準化する
Compositionsを使用することで、プラットフォームチームはこれらのテンプレートを通じて作成されたすべてのリソースが組織の要件を満たすことを保証するセルフサービスAPIの抽象化を定義できます。このアプローチにより、リソース管理が簡素化され、デプロイメント全体で一貫性が確保されます。
このセクションでは、Amazon DynamoDBテーブルをCrossplane Compositionとしてパッケージ化する方法を探ります。これにより、 開発チームにとってより消費しやすいリソースを作成しながら、基盤となる構成を制御する方法を示します。
Compositionsを活用することで、次のことが可能になります：
- DynamoDBテーブルの標準化されたテンプレートを定義する
- 開発者向けにリソース作成プロセスを簡素化する
- 組織のポリシーとベストプラクティスへの準拠を確保する
この演習を通じて、Crossplane Compositionsの実践的な経験を得て、Kubernetes環境内でクラウドリソースを管理する上でのその利点を理解することができます。